余裕がない

私が営む建設業、最近の状態は余裕のない状態が続いています。
人、金、物、全部不足しています。
人がいなければ公共事業は下請けを含め受注できません。
一時流行った丸投げ等の規制により会社としての関わり方を行政側から問われています。
金については、世の中オールダンピンピング!
工事金額を20%とか、30%切ってしまうとまったく残らないどころか赤字になってしまします。
建設会社は赤字を出せません。経営審査事項というくくりで人件費を下げてでも黒字を出していかなければ受注機会が失われます。最悪、経営者が自己資金を入れて粉飾決算を実施している会社もあると聞きます。また、資材の高騰で役所が見ている単価が100円のものを120円で購入しなければならないことも多いです。
物についても、特に鉄関係は不足気味を言う話も聞きます。材料の運搬に利用するダンプや、クレーンも絶対的に不足しているとも聞きます。建設産業は発注時期は重なり、繁忙期には材料、人の取り合いになります。もっと平準化した発注をと思っていますが、雪の多いこの地域はおのずと施工できる時期も決まってきます。

土木大国日本!夢の語れる産業に復活して欲しいものです。
そのためにも自分たちが出来ることについて考え、行動していくしか道はないように思えます。